酔仙酒造を知る

平成23年3月11日、14時46分。誰もが忘れもしないこの時間、あの瞬間。
宮城、岩手、福島を中心に東北地方が激しく揺さぶられ、大きな津波が押し寄せました。海岸から2キロに位置する酔仙酒造も例外なく津波による壊滅的な被害を受け、重要文化財の指定を受けていた建物は跡形もなく消え去り、大切な従業員7名を失いました。
震災で多くを失った私たちですが、「日常を取り戻したい」「歴史を繋いでいきたい」という意思を支えに、また、多くの方々のご支援のおかげで、新工場を設立するまで復興を遂げることができました。震災前とおなじようにとはいきませんが、徐々に販売できる銘柄を増やし、新しい歩みを進めています。
社会が時の流れとともに変化するように、日本酒を取り巻く環境も変化しています。私たちはその変化に合わせてうまく進化しながらも、震災前から大切にしてきた、技術と心を人から人へ伝え続ける「美酒伝承」、そして「地元の風土に合った美しい酒」、「芳醇にして呑み飽きしないきれいなお酒」を目指したお酒造りを、蔵人をはじめ酔仙酒造一同、これからも絶やさず守り続けていきたいと考えています。
歴史、震災、未来への想い
創業開始以来「地元の風土に合った美しい酒」「芳醇にして飲み飽きしない酒」を目指し、酔仙酒造の酒造りの精神を大切に受け継いできました。東日本大震災に見舞われ壊滅的な被害を受けながらも、日常を取り戻し、歴史を繋いでいきたいという意思を支えに「美酒伝承」を守り続けています。
「美酒伝承」こだわりのお酒造り
酔仙酒造では、呑み飽きしない「きれい」なお酒をめざして、「軽快な麹づくり」「奇麗な水、強い水」にこだわりをもってお酒造りをしています。また、飲んだ人に気仙を思い出していただけるような、風土にあったお酒を醸していくことを大切にしています。
美酒を伝承する人たち
想いを込めて造っている人達。その想いを届ける人達。酔仙酒造の"人"に迫ります。
蔵人紹介
技術と心を人から人へ伝え続ける「美酒伝承」を絶やさぬように大切に守り、酔仙酒造の歴史を繋いでいる蔵人たちの紹介です。