雪っこ50周年

1970年12月14日の発売開始以来、多くの方々にご愛飲いただき
おかげさまで50周年を迎えることができました。
まずは心より感謝を申し上げます。

武勇伝や失敗談など、たくさんの『雪っこ』にまつわるエピソードもいただいてまいりました。
長い歴史の中には、『うますぎて呑みすぎてしまう』というクレーム(?)もいただくこともありました。
本当にありがたいことと実感しております。

また、2011年の東日本大震災時には、地域の復興のシンボルとして扱っていただきました。
これからも地域に寄り添いながら永く続けていけますよう、感謝の気持ちを忘れることなく
『良酒造り』に邁進してまいりたいと思います。

まだ飲まれたことがない方にもこの機会にぜひご賞味いただければ嬉しく思います。

蔵で生まれたてのトロリとした白い生原酒 【活性原酒・雪っこ】

今後ともご愛顧賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

50th anniversary

1970 → 2020 雪っこ50年の歩み

1944/09/26
気仙酒造株式会社設立登記完了
企業整備令に基づき気仙郡酒造業8軒がひとつにまとまる
本社:気仙郡盛町
第一工場:気仙郡盛町
第二工場:気仙郡高田町
第三工場:気仙郡高田町
第四工場:気仙郡気仙町
1962/05/31
高田町大石1番地1の敷地建物買受 酔仙工場と命名
1965/07/01
会社の称号を酔仙酒造株式会社に改名
1970/07/01
東磐井郡大東町 金野連之助酒造店と企業合同
1970/12/05
本社を陸前高田市高田町字大石1番地1に移転
1970/12/14
【雪っこ】 200ml 発売
当初は塩化ビニル製の容器200mlで発売開始。 のちに180mlアルミ缶に変更。
1971/01/06
【雪っこ】 1,000ml 発売
1977/11/01
【雪っこ】 720ml 発売
1982/12/25
【雪っこ】 900ml 発売
1984/10/15
【雪っこ】 1,800ml 発売
2010/10/01
【雪っこ】40周年  40周年記念缶を発売
2011/03/11
本社、製造場 東日本大震災により全壊・流失
2011/07/01
一関市 岩手銘醸株式会社玉の春工場を借受け、一部操業 8月下旬、【雪っこ】の仕込みを開始
2012/08/20
新蔵 酔仙酒造株式会社大船渡蔵 竣工 操業開始
2017/10/01
【雪っこ】オールインワンジェル】 発売
2018/11/06
【雪っこ】フェイスマスク】 発売
2020/12/14
【雪っこ】生誕50年!
仙人
雪っこ
雪っこ40th缶
雪っこ化粧品
雪っこ50th

ご挨拶

代表取締役

代表取締役 金野 連

平素は格別のお引き立てを賜りありがとうございます。

お陰様をもちまして令和2年12月で弊社商品【雪っこ】が50周年を迎えることができました。これもひとえに【雪っこ】をご愛飲していただいたお客様のおかげです。

社員一同 感謝申し上げます。

思い起こせば9年前、東日本大震災で陸前高田市が津波で流され弊社は蔵を全て無くし絶望していた時、全国のお客様から頂いたご支援・ご声援のおかげで【雪っこ】の出荷をとめることがなく、今を迎えることができました。

今後とも、今までのお客様への感謝の思いを忘れず、先輩方から受け継いできた歴史を絶やすことなく次の50年のスタートの一歩を踏み出そうと思います。

現在、コロナウィルスで外出自粛ムードではありますが、飲食店でまたはご自宅で50年の歴史の【雪っこ】を味わって頂けましたら幸いです。

最後になりますが、皆様にはお体にはご自愛くださいますようお祈り申し上げます。

空撮

活性原酒 雪っこについて

酔仙酒造株式会社 創立50周年記念誌 『五十年のあゆみ』(平成6年発刊)
想い出の記・後編 【昭和45年12月14日 雪っこ新発売】 の記事より抜粋

終戦後、酒類の自由化が進み、醪もろみようの清酒を「活性清酒」として免許の拡大緩和をはかった。
主に東北の清酒メーカーたちは、待っていましたとばかり一斉に
清酒醪(もろみ)ようのものをそのままびん詰めにして発売した。

醪は生きている。たまったものではない。

びんの中で再醗酵して、びんの栓がとんだり、びんがさけたり、中の液は呑めたものではない。
メーカーのうちには再醗酵に備えて、栓の代わりにワラをつめたというおそまつもあったらしい。
小売業者はもちろん消費者からも全国で活性清酒は総スカンを食った。
そしてメーカーもこれからほとんど手を引いた。

そんなとき、当社では再醗酵しないで、長期に容器に保存ができ、風味も甘く、
辛くてうまくて酔いも強い活性清酒を開発して、びん詰、かん詰にして販売の準備をした。

「活性原酒・雪っこ」の誕生である。

いざ発売となったら、どこの小売店も活性清酒にはこりごりしているから相手にしなかったらしい。
当社の販売員は困りはて、小売店主へ、まず呑んでみて下さいと製品を開けて呑ませると、
みんなこれはうまいと感心してくれるが、再醗酵をおそれているから、すぐ扱ってくれない。
苦労して説明したり、根気よく売り込んだりしたらすこしずつおいてくれるようになった。
また、社内で検討して、雪っこの販売を毎年三月で打切り、新ものの販売開始は十月からという
商策を立てた。これが当たってか、小売店も消費者も十月を待ちこがれるようになったという。

とある機関へ「雪っこ」を届けた。その後に顔を出したら、雪っこはすばらしくうまいが、
うまいのでたくさん呑んだ者はみな腰が立たなくなってひどい目にあったとのこと大笑い。
雪っこのかん詰を冷蔵庫に入れておいて夏か秋になると風味が熟してすばらしいという人もいる。

雪っこは開発と販売とPRと会社総力をあげての大成功であり、清酒を活性させたばかりでなく、
酔仙酒造株式会社も活性化させてくれたものの一つである。