お知らせ

特別純米酒「多賀多」仕込み体験をいたしました。

特別純米酒「多賀多」は米・水・造り手、全て地元産にこだわり、「田植え〜稲刈り〜仕込み〜絞り」まで地域の皆さまと一緒に造る特別なお酒です。

d6cd8db7ffc11b8eaac15564c866aff964d00c3a-thumb-622xauto-1014.jpg
2月9日、この日は市内外の酒屋さん、飲食店さん、一般の方含め計20名ご参加いただき、気仙町で大切に育てた「ひとめぼれ」を使い、特別純米酒「多賀多」の仕込み体験が行われました。
 
5d40fbbf75a61452965267cef4eabb1d7dfd88c7-thumb-311xauto-1016.jpgbd5ab4d675c7fcf060cf925003d3d28945164516-thumb-311xauto-1018.jpg
お米生産者の菅野さん「今年は質がさらに良く、粒が大きく育ちました。2.1mmと粒が大きくしっかりした米なので、精米時に削っても欠けたり、割れたり、砕けたりしません。」
代表金野「お酒は造るものでなく、育てるもの。仕込みを体験していただき、出来上がった味の感想をまたみなさんに教えて頂けたら」と挨拶。
 

shinpaku-thumb-450xauto-743.png

〜「多賀多」について豆知識〜
日本酒づくりでは米の内側にある心白(しんぱく)をどこまで取れるかが鍵となります。心白にあるでんぷん質は隙間が多い構造のため、吸水性がよく、麹の菌糸も入りやすい性質があります。心白はあちこちに存在したり、欠けやすいためうまくでんぷん質を取るのは通常難しいのですが、この「ひとめぼれ」はとっても優秀なんです!減農薬無化学肥料で丁寧に育てられたため、心白の位置が安定して中心に位置し、効率よく取ることができるのです。結果、雑味のないスッキリとしたお酒が仕上がるのです。
 
354da0e5203f151a440606f4bc29c38f9f0c956d-thumb-310xauto-1020.jpg578c5c651d6d08194c1991436dd93332919ea553-thumb-310xauto-1022.jpg
この日は、1.添仕込み(〜踊り〜)、2.仲仕込み、3.留仕込みの三段のうち、留仕込みを体験。麹米を深さ2.5メートルもあるタンクに入れ、山にならないように櫂棒(かいぼう)でかき混ぜます。
 
 
7c468c9aef9cdb2ad4d092be6160f8e4e5799e31-thumb-310xauto-1024.jpgcc906227607a60d8353a0d8a9338c7438f1cf7c1-thumb-310xauto-1026.jpg
大きな釜がある部屋には、甘いお米いい香りが漂い、一度になんと1,000kgも蒸すことができるんですよ!お米を冷ましながら麹菌を付けて行きます。この作業を、専門用語で『もやし』と言います。
 
12-thumb-310xauto-1028.jpg9f921d01edb4088e7f70508a64ed330cc3d03e85-thumb-310xauto-1030.jpg
蒸米を運び仕込みタンクへ投入。かき混ぜる作業はかなり重労働、しかもまんべんなく混ぜるのが至難の業。朝早くからの作業でしたが、皆さまのお陰で仕込み無事終了いたしました!
 
最終工程の上槽(しぼり)作業は来月はじめに予定されてます。
 
原酒、火入れ、熟成によって三段階で楽しむことができる「多賀多」。今年の味わいをぜひお楽しみに!

酔仙酒造の更新情報をチェック!

  • Xで最新情報を確認する
  • メールマガジンで情報を受け取る


飲酒は20歳を過ぎてから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒はなによりも適量です。飲んだあとはリサイクル。