お知らせ
特別純米酒「多賀多」仕込み体験をいたしました。
特別純米酒「多賀多」は米・水・造り手、全て地元産にこだわり、「田植え〜稲刈り〜仕込み〜絞り」まで地域の皆さまと一緒に造る特別なお酒です。
2月9日、この日は市内外の酒屋さん、飲食店さん、一般の方含め計20名ご参加いただき、気仙町で大切に育てた「ひとめぼれ」を使い、特別純米酒「多賀多」の仕込み体験が行われました。
お米生産者の菅野さん「今年は質がさらに良く、粒が大きく育ちました。2.1mmと粒が大きくしっかりした米なので、精米時に削っても欠けたり、割れたり、砕けたりしません。」
代表金野「お酒は造るものでなく、育てるもの。仕込みを体験していただき、出来上がった味の感想をまたみなさんに教えて頂けたら」と挨拶。
〜「多賀多」について豆知識〜
日本酒づくりでは米の内側にある心白(しんぱく)をどこまで取れるかが鍵となります。心白にあるでんぷん質は隙間が多い構造のため、吸水性がよく、麹の菌糸も入りやすい性質があります。心白はあちこちに存在したり、欠けやすいためうまくでんぷん質を取るのは通常難しいのですが、この「ひとめぼれ」はとっても優秀なんです!減農薬無化学肥料で丁寧に育てられたため、心白の位置が安定して中心に位置し、効率よく取ることができるのです。結果、雑味のないスッキリとしたお酒が仕上がるのです。
日本酒づくりでは米の内側にある心白(しんぱく)をどこまで取れるかが鍵となります。心白にあるでんぷん質は隙間が多い構造のため、吸水性がよく、麹の菌糸も入りやすい性質があります。心白はあちこちに存在したり、欠けやすいためうまくでんぷん質を取るのは通常難しいのですが、この「ひとめぼれ」はとっても優秀なんです!減農薬無化学肥料で丁寧に育てられたため、心白の位置が安定して中心に位置し、効率よく取ることができるのです。結果、雑味のないスッキリとしたお酒が仕上がるのです。
この日は、1.添仕込み(〜踊り〜)、2.仲仕込み、3.留仕込みの三段のうち、留仕込みを体験。麹米を深さ2.5メートルもあるタンクに入れ、山にならないように櫂棒(かいぼう)でかき混ぜます。
大きな釜がある部屋には、甘いお米いい香りが漂い、一度になんと1,000kgも蒸すことができるんですよ!お米を冷ましながら麹菌を付けて行きます。この作業を、専門用語で『もやし』と言います。
蒸米を運び仕込みタンクへ投入。かき混ぜる作業はかなり重労働、しかもまんべんなく混ぜるのが至難の業。朝早くからの作業でしたが、皆さまのお陰で仕込み無事終了いたしました!
最終工程の上槽(しぼり)作業は来月はじめに予定されてます。
原酒、火入れ、熟成によって三段階で楽しむことができる「多賀多」。今年の味わいをぜひお楽しみに!
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