お知らせ
特別純米酒「多賀多(たかた)」仕込み体験を行いました。
特別純米酒「多賀多」は米・水・造り手、全て地元産にこだわり、「田植え〜稲刈り〜仕込み〜絞り」まで地域の皆さまと一緒に造る特別なお酒です。
2月10日(土)、この日は地域の方14名ご参加いただき、陸前高田市で大切に育てた「ひとめぼれ」を使い、特別純米酒「多賀多」の仕込み体験が行われました。
代表金野より「お酒は造るものでなく、育てるもの」と酔仙の極意を教わりました。白衣、手袋、帽子と準備し、いよいよです!
〜「多賀多」について豆知識〜
日本酒づくりでは米の内側にある心白(しんぱく)をどこまで取れるかが鍵となります。心白にあるでんぷん質は隙間が多い構造のため、吸水性がよく、麹の菌糸も入りやすい性質があります。心白はあちこちに存在したり、欠けやすいためうまくでんぷん質を取るのは通常難しいのですが、この「ひとめぼれ」はとっても優秀なんです!減農薬無化学肥料で丁寧に育てられたため、心白の位置が安定して中心に位置し、効率よく取ることができるのです。結果、雑味のないスッキリとしたお酒が仕上がるのです。
「多賀多」の仕込みは、1.添仕込み、〜踊り〜、2.仲仕込み、3.留仕込みの三段で行います。
3日前から準備していた麹米を深さ2.5メートルもあるタンクに入れます。(留仕込み)
蒸米を運び仕込みタンクへ投入。櫂棒(かいぼう)と呼ばれる棒で混ぜるのですが予想以上に重く、まんべんなくかき混ぜるのが至難の業。(添仕込)
麹はポン菓子のような優しい甘みがしました。
酔仙のお酒には、氷上山の地下水を仕込水に使っています。そこで水道水と仕込水の利き水タイム!!
氷上山のお水は、まろやかで、雑味がなく、体にすーっと染み渡る味。お水でこれだけ美味しかったら、お酒も美味しくなるわけです。
朝早くからの作業でしたが、皆さまのお陰で仕込み無事終了いたしました!
今月下旬以降には、最終工程の上槽(しぼり)作業が予定されてます。
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