美酒を伝承する人たち
「酔仙酒造醸造課 入社26年目 菅野 貢士」
蔵人インタビュー第6弾は、醸造課所属の菅野貢士(かんのこうし)さんです。今年で入社26年目と知識も経験もベテランの蔵人!造り手からの熱い想いを語ってくれました。それでは、どうぞ!
菅野さん:平成2年入社で、今年で26年目を迎えます。当時紙コップ型の商品もあり、詰めや出荷を行っていました。同期が2名おり、現在も営業で頑張っています。

ー現在どのようなお仕事されていますか?
菅野さん:蔵で麹造り、仕込み、分析などしています。
ー麹造りとは具体的にどのような作業ですか?
菅野さん:麹造りは、蒸した米に麹菌を繁殖させて米麹を造る作業です。
純米酒は30度、大吟醸は35度〜40度に保たれた各専用の麹部屋で、一枚ずつ広げられた麹の棚(たな)を2時間おきに位置を変え菌を発酵させます。
麹菌は、温度や水分など環境の変化に影響を受けやすいので、三日三晩泊まり込みで管理します。
ー三日三晩付きっきりで管理。それは大変な作業ですね。
菅野さん:そうですね。仕込みでは、蒸した米を仕込みタンクへ引き込み、撹拌する。朝から8時間、1日中汗かきながら動きっぱなしです。分析は毎日各タンクのアミノ酸度、アルコール度など成分分析をしています。
ー経験数、知識ともに熟練したキャリアを持つ菅野さんですが、日々心がけていることはありますか?
菅野さん:まず、迷惑かけないことですかね。酔仙で扱っている米は全て手作りのお米なんです。美味しいお米を無駄にはできませんし、麹をつくるにも落としたりミスしてしまったら使い物にならない。迷惑をかけぬよう注意を払っています。

ー長年共にしてきた「酔仙酒造」「日本酒づくり」の魅力とは?
菅野さん:社員仲が良く、社長も気軽に話をします。蔵人は現在11名いて、仕事を任せてくれたり皆信頼関係にあるので美味い酒ができるんだと思います。
特に大吟醸は、手間も工程も多く大変ではありますが、やっと完成した時は造り手として非常に嬉しいし面白いと感じます。
ー今後やってみたいことはありますか?
菅野さん:「危険物取扱者」「フォークリフト」「クレーン運転士」の資格を持っていますが、「酒造技能士」という資格を来年取るため今勉強中です。
ー最後にファンの方々にメッセージをお願いします。
おいしいお酒をこれからも作ってゆきますので、これからも酔仙酒造をどうぞ宜しくお願いいたします。
菅野 貢士
(かんの こうし)
趣味:野球。菊池雄星(岩手出身)を応援しています!
酔仙の好きなお酒:
『上撰』
『生貯蔵酒』
『焼酎Aデラックス』
生酒が好きなので。夜の晩酌がいつも楽しみです!
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