蔵人便り
玉の春工場について
今回は、私ども酔仙酒造の「玉の春工場」について、改めてご紹介させていただきます。
玉の春工場は岩手県一関市千厩町の千厩まちづくり株式会社様が管理・運営する「千厩酒のくら交流施設」内にあります。ここには奥州市前沢区に所在する銘酒「岩手誉」の醸造元、岩手銘醸株式会社様の「千厩玉の春営業所」の工場があり、ここの製造設備をお借りしております。大正元年に県内有数の富豪といわれた大東町の横屋総本家から分家し創業した横屋酒造(銘酒「玉の春」の先の醸造元)の由緒ある蔵だったもので、酒蔵・母屋は国の登録有形文化財にも指定されています。
同業者である岩手銘醸株式会社様は、震災後の早い時期から設備の提供にお申し出下さいました。また、千厩まちづくり株式会社様や一関市様からも私どもが再始動しやすいよう、折々にご支援・ご配慮いただいております。私どもが今こうして新酒を仕込み、発売させていただいているのも皆様からのこのようなご支援の賜物であると、感謝の気持ちでいっぱいです。今後とも、この気持ちを忘れずに復興へ向けて邁進していきたいと考えております。
この記事のライター

醸造課・蔵人 醸造事務、室の子 金野泰明
酔仙で働けること、酔仙を飲めることがありがたいことです。ご支援、ありがとうございます。良い仕込みができるよう、落ち着いた気持ちで仕事に取り組むことを心がけています。
オススメのおつまみきのこ関係、チーズ関係、豆腐
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飲酒は20歳を過ぎてから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。お酒はなによりも適量です。飲んだあとはリサイクル。
復興ファンド 参加してきました。
本当は、仲介を通さずに、直に寄付したいんだけれど・・・
これからは、商品を買うことでも応援していきますからね。
大震災で陸前高田市の歴史ある工場や従業員7名もの尊い命を失った酔仙酒造様。
「雪っこ」初出荷式で掲げられた蒼々とした「杉玉」には、蔵人たちの再興への熱い思いが込められています。
/杉玉に深き黙祷 濁り酒/ 群青
先日は「雪っ子」初出荷おめでとうございました。
震災で、工場を失い、社員の方の命を奪われ、また多かれ少なかれ皆様何がしかの被害を被られたことと思います。お悔やみとお見舞いを申し上げます。
お忙しい中、先日は突然伺った私に、工場を案内していただき、色々と説明して頂きました。また何よりも皆様明るく、元気に働いていらっしゃる姿に接し、私共が元気付けられた様でした。その後で陸前高田に行って、微力ですが片付けのお手伝いをさせて頂きました。またそこで、仮店舗で営業されている酒屋さんより、「雪っ子」購入することが出来ました。今週、仲間と呑むことにしています。
まだまだ大変でしょうが、これからも期待しています。有難うございました。 /東京 鈴木
『雪っこ』ありがとうございます。ご馳走様になりました。
先週末に合同慰霊祭参加と復興応援で陸前高田に行ってきました(震災後4回目)。
待ちに待った「酔仙のお酒」を、仮店舗で頑張っている『いわ井』さんから購入して、大事に大事に味わってます。
これからも身の丈にあった支援を継続して参りますので、酔仙酒造の皆様も健康第一で酒造りに励んで下さい。
次の丹精こめた作品を首を長くして待ってます。
コメントで応援メッセージを届けてくださる方
雪っこをお召し上がりいただいた方
ファンドに参加していただいた方
皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。
酔仙酒造の頑張りは被災地の人々に勇気を与える行動と思っております。今回多くの難題をクリアーして見事「雪っこ」の初出荷した姿には感動いたしました。まだまだ多くの難関があることと思いますが、感動を与える活動を期待しております。
30年前に仙台空港で初めて「雪っ子」を呑んで以来、どこで手に入るか探していたところ、昨年2月に地元大阪の阪急百貨店でキャンペーン販売を行っていることを聞き、大瓶を纏めて購入しました。親戚を呼び、皆で味わったところ大好評で、又機会があったらと楽しみにしておりました。こんな矢先に震災が発生し、テレビで「酔仙」のカンバンが工場と共に津波に流される姿を見て、本当にショックでした。その僅か3週間程前に偶然「雪っ子」を味わえたことに、何か因縁じみたものを感じた次第です。今回、販売開始するに至った事を知り、心よりお喜び申し上げます。又、可能であれば大阪でも販売して頂けると幸いです。今後の早期復興と発展を心よりお祈り致します。